前頚部に位置する甲状腺の手術は従来法では喉仏に下に横方向の傷が残ります。甲状腺疾患は女性が多く、美容的な問題で手術をためらう患者さんがいらっしゃいます。これを解決する方法として欧米で始まり、当院でも2000年8月より開始して100例を超える手術をおこなっています。2022年11月より入院病棟廃止により現在は行っておりません。

腫瘍の位置(大きさは2㎝×1.5㎝)
切開創(点線部分に約3㎝程度) → この位置は鎖骨より4~5㎝下で、衣類に隠れるため見えない。
この他に3㎜の傷が2ヶ所首に出来るが、1週間経過すると全く判らなくなります。

手術室の様子
細径鉗子(3~5㎜)を用いてテレビモニターを見ながら手術をします。